イヌの・「社会化」とは何か?・新生児期

アニマルアドボカシー

2008年09月06日 06:05




新生児期(出生から生後14日前後まで)

子犬は無力な状態で生まれてきます。
腹ばいで少しの距離を這うことしかできません。
目も耳も開かず、体温調節もうまくできません。

しかしミルクは飲まなければならず
また排泄には母犬のなめる刺激が必要です。
そのため温度刺激(体温)と接触刺激の感覚は
出生時から備わっています。
また嗅覚つまり鼻も生まれた時から敏感です。

母犬が子犬をなめると
子犬は母犬の腹部に口先をすり寄せ
温度感覚と接触感覚と嗅覚とで乳首を探し当て
ミルクを飲みます。

母犬の腹部に潜り込んで暖を求める時も
同じ感覚器を使います。

この時期の子犬は母犬に完全に依存していて
学習能力もほとんどないし
行動に目立った変化も起こりません。

しかし
敏感な接触感覚を刺激してやると
つまり優しくなでてあげると
脳神経や運動能力など心身の発育が促進されるといわれています。
ただし、強い刺激は禁物です。
また母犬から長い時間引き離すのも禁物です。
                            以上

人間社会は
親が子を、殺す時代
また、子が親を殺す事も・・・

母犬は「本能」だけで新生児を
育てていると思っていませんか?・・・いいえ

それは愚か過ぎます。
何故なら、そこには純真無垢な「愛」が存在しているのだから・・・

人間よ
今一度、さまざまな「愛」見直してみませんか。

次回は、移行期(生後14日前後から21日前後まで)です。

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